
【MV企画vol.2】青学発バンド Soar『EVOKE』-青祭から生まれた蒼い衝動-
青山学院大学発のバンド、Soar。今回は『EVOKE』の制作秘話はもちろん、さらにはバンドとしてのルーツなどをSoarの作詞作曲を担当しているギターボーカル仲田圭佑に語ってもらった。
インタビュー
Soarとは
ーSoarというバンドは、如何にして結成されたのですか?
青学の文化祭のテーマソング曲の制作のために、青学の軽音サークルである青山ジャムセッション内で結成されました。文化祭のテーマソングになるには、楽曲映像審査や面接を通過しなければならなかったんです。
ーそのためにSOUND YOUTHと下北沢 ERAの MV企画に申し込んでいただいたんですね。
はい。楽曲映像審査を通過したのは、動画の力も大きかったです。テーマソングに応募している他のアーティストと比べて、映像のクオリティーがレベチでした。

ーそもそも青学の文化祭限りのバンドだったのですか?
はい。もともとは、文化祭限りのバンドだったんです。でも、テーマソングに抜擢されて、またバンドメンバーに恵まれて、このバンドでガチで頑張っていきたいと思いました。現在は2曲目のレコーディングも終えて、MVの撮影の準備もしています。
ーそうだったんですね。Soarというバンド名はどのように決まったのですか?
『EVOKE 〜青を駆ける〜』というのが2020年の青学の文化祭のテーマだったんです。青学の文化祭から駆けていくという意味を込めて、"駆ける"という意味のSoarというバンド名に決定しました。『EVOKE』という曲も青学の文化祭のテーマから名付けました。
ーそんな『EVOKE』は、コロナ禍での大学生の今を曲にしたものと感じました。そんな中で、仲田さんが推している歌詞はありますか?
「フィルムで切り取った 雲泳ぐ空は 2度とない一瞬なんだよ 僕らの青も」という歌詞です。
ふと空を撮った時の写真は、その瞬間しか形づけられない雲の形をしています。僕らの大学生活も同じように、今しかないから行動しようという意味を込めています。
Soarの今後
ーなるほど。そんなSoarは2021年はどんな活動を予定していますか?
2021年内のEPの完成に向けて、レコーディングやMV制作など、ひたすら制作していく予定です。
一歩ずつ、着々と、寄り添えるような曲をできるだけ多くの人に届けていきたいですね。
ーほとんどのメンバーが今年4月から全員卒業して社会人になりますよね?
そうですね。学生から社会人になるタイミングでバンドをやめる人が多いですが、僕たちは社会人になってからがスタートだと思っています。仕事もバンドがあるから頑張れる。放課後の部活のような感覚です。社会人になっても音楽を続けられるということを僕らで証明していきたいです。
MV企画とは
2020年夏に行われたSOUND YOUTHと下北沢ERAによるコラボ企画。この企画ではすべての楽曲が下北沢ERAで撮影された。撮影現場にSOUND YOUTH運営事務局員が立ち会い、MV企画に参加してくれたアーティストから様々なエピソードを伺った。